日本、地雷除去に支援金4億円か

日本政府はカンボジア地雷対策センター(CMAC=Cambodian Mine Action Center )に対して活動費として400万ドル(約4億4000万円)近くを供与した。
 

CMACディレクターのHeng Ratana氏はプノンペンポスト紙に対して、日本がカンボジア国内における地雷除去活動のために353万6680ドル(約4億円)を、またバッタンバン州における活動費と地雷被害者に対する支援金として30万ドル(約3300万円)を供与したと話した。

今回の支援金によって、450人の地雷除去専門家が2750ヘクタール分の地雷を除去できるとみられている。

1992年以降、CMACは合計300万以上の地雷と不発弾を除去し、この数は数十年間の戦争によってカンボジア国内に残された地雷と不発弾のうちの約72%にのぼるいう。

CMACと地雷被害者支援庁(CMAA=Cambodian Mine Action and Victim Assistance Authority)事務次官のNy Nhar氏はプノンペンポスト紙に対して、1979年以降、合計6万4771人の地雷被害者が確認されていると話した。この数のうち、約2万人が死亡、約4万人以上が地雷の被害で手足などを失ってたという。

同氏は「我々は地雷被害者に教育の機会を与え、仕事をできるように支援する」と語った。

本田監督率いるサッカーカンボジア、AFFスズキカップで初白星

サッカーカンボジア代表は、20日夜、オリンピックスタジアムで行われた2018AFFスズキカップで強敵なライバルのラオスに3-1で勝利した。今回の勝利でカンボジア代表は2018AFFスズキカップ初白星をあげたこととなる。
 

Chan Vathanaka選手は前半にグループステージ2点目のゴールを決めた。前半36分、Prak Mony Udom選手がペナルティキックを獲得し、Kouprey選手がゴールを決めた。
 

予選トーナメント敗退は決まっているものの、24日、カンボジアは宿敵のライバルであるベトナムとの試合に臨む。

グループAではミャンマーとベトナムが対戦しスコアレスドローに終わった。

プノンペン、新たな日系ホテル開業

先週、日系企業「スターツグループ」が運営する4つ星ホテル「ホテルエミオンプノンペン」が正式にオープンした。
 

Thong Khon観光大臣は、今回のホテル開業はカンボジア国内におけるホスピタリティ産業に素晴らしい影響を及ぼすだろうと期待を示した。

同観光大臣は「スターツ社初のホテルとなる『エミオンプノンペン』は国内のホテル部門の発展に多大な恩恵をもたらすだろう。昨今、日本人投資家は増加しており、今回の『エミオンプノンペン』開業で国内にさらに多くの日本人観光客、投資家が訪れることを期待している。結果として、カンボジア人の雇用を創出するだけではなく、職業訓練や持続可能な観光産業を実現することにもなる」と語った。

カンボジアは東アジア諸国から観光客を誘致するために、日本人観光客をターゲットに絞った戦略を草案しているという。カンボジアは観光地としての国の発展やマネジメント、また投資家を新たな観光資源によって誘致することにも注力する。

観光大臣によると、「エミオンプノンペン」は質が高く心温まる環境を提供する、短期滞在と長期滞在両方に適したホテルだという。

場所は空港から車で約60分、また王宮やイオンモール1、リバーサイドからも近い位置だ。

2018年1〜8月の間、13万人の日本人観光客がカンボジアを訪れ、そのうち6万9279人がプノンペンに立ち寄っているという。
 

プノンペン市役所、日本に浄水場建設を要請

プノンペン市役所は日本政府に対し、プノンペンに新たな浄水場を建設するように要請した。30日、関係筋が明かした。
 

30日、プノンペン市役所のNuon Pharoth事務次官は記者会見で、国際協力機構(JICA=Japanese International Cooperation Agency)と話し合うために市役所の代表団と先週日本を訪れたと述べた。

同事務次官は「我々は日本に対してプノンペンにおけるこの重要なプロジェクトの支援を要請している。プノンペン南部で浄水場が必要とされている。現在、プロジェクトについて調査中だが、来年4月までには完了するだろう」と語った。

調査が完了し次第、プノンペン市役所は日本に浄水場建設を要請する予定だという。日本の支援がない限り、プノンペンの衛生環境はひどいものとなるとPharoth事務次官は指摘している。

日本はまだ今回の要請に対して声明を発表していない。
 

Pharoth事務次官は訪日した際、TOA社のゼネラルマネージャーであるキムラカツヒサ氏と各プロジェクトの一部として扱われるプノンペン下水処理システム改善に向けた覚書を締結した。

今回の下水処理システムプロジェクトはJICAを中心とする日本政府からの支援金3000万ドル(約33億円)を資金に行われる。プロジェクトは11月末に開始される予定だという。

今年2月、プノンペン公共事業部門当局のSam Piseth氏は、プノンペンDangkor地区に2700万ドル(約30億円)規模の新たな下水処理場が設立される予定だと明らかにした。ただ、今回調査中のプロジェクトはこれとはまた別の新たな話だという。